日本財団 図書館


 

手順
1. カードのセットを用意する。それぞれのセットは、共生関係にあるものを15ペア、「仲間なし」カードを1枚の計31枚にする。
2. それぞれの子供にカードを配る(「仲間なし」カードを含まない)。そして黒板の上に張られたリストを見ることによって、子供に、それぞれの「仲間」見つけさせる。
3. これらのペアは、なぜこれらが仲間であるのか、次のような質問に答えながら、調べなければならない。質問:なぜ共に生きているのか?お互いに、与えている利益と不利益は何か?もし、どちらかがいなかったら何が起こるだろうか?
4. ペアの仲間は、クラスに対して、自分たちの関係を述べる、短い報告をする。
5. クラスを5,6人のグループに分け、それぞれのグループにカードのセットを与える。子供たちに、このゲームの遊び方を説明する。
6. 全てのカードを配る。配る人の左側から始め、時計回りに回る。それぞれのプレイヤーは、左隣の人からカードを引く。プレイヤーはカードを引いたら、手持ちのカードのうち、共生関係になったカードを提示する。プレーヤーの手に残りのカードがなくなったら、ゲームは終了である。プレーヤーのうち、最後に一番多くのペアを持っていたものが勝ちである。「仲間なし」カードを持っていたものが負けである。
7. この活動の終わりに、片利共生、相利共生、寄生の背景的な情報の定義を与え、話し合う。グループで、共生のペアのリストをみて、それぞれのペアがどの分類に属するか決める。「良い仲間」のペアは、分類名で呼ばれる。共生の関係は、生態系の全ての要素の相互依存関係の一例であることを強調する。

 

評価
1. 定義する:共存、片利共生、相利共生、寄生。
2. これらの共生の関係を持っている生物の組み合わせの例を2つあげる:片利共生、相利共生、寄生。
3. 仲間と一緒に、これらの3つの概念をそれぞれジェスチャーで示す:片利共生、相利共生、寄生。
4. 自然の中でどのように協力と競争が存在するか説明する。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION